肩こり

いきなり何をいっているのかと驚かれたでしょうか。

肩こりの際に一般的におこなわれる以下のような治療や施術は、効果があまり期待できません。

• マッサージ
• 湿布
• 塗り薬

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

マッサージをすると、そのときは気持ちよく感じます。

ただ、マッサージを繰り返すと筋肉が刺激に慣れてしまい、さらに強い力で施術しないと満足できなくなります。

結果として筋肉の線維化が進み、次第に肩の筋肉がガッチガチに硬くなっていくのです。

肩こりが慢性化する理由の1つが、ドーゼ（刺激量）を考えないマッサージともいえます。

湿布に含まれる消炎鎮痛剤は、血液の流れを悪くし、神経の伝達をブロックします。

つまり湿布は肩こりを解消しているのではなく、痛みを感じにくくさせているだけのことです。

長い目で見た場合、治すのとはまったく逆のことをしているわけです。

塗り薬もシップと同じです。

メントールなどの効果で一時的にスッとした気がしますが、筋肉が緩むわけではありません。

鍼やお灸、温熱療法や運動療法などで筋肉を緩めたほうがよいでしょう。

「肩こり」とよく言いますが、その原因の９割以上が首にあります。

首の骨（頚椎アーチ）によって頭の重さを支えきれなくなると、結果として肩がこるのです。

さらに詳しく見ていくと、頚椎アーチがしっかり機能するかどうかは、骨盤（特に仙骨）の状態に大きく左右されます。

そのため、肩こりを改善しようと思ったら、首や肩だけの治療はあまり意味がありません。

家で例えるなら仙骨（骨盤）は土台です。

そこがしっかり安定して初めて、「首が据わる」わけです。

また、首と仙骨周辺は副交感神経支配の領域でもあります。

日本人は欧米の方などと比べ、交感神経過剰（緊張型）な民族とされています。

そのため、首と仙骨周辺の2ヶ所を調整して、身体の自己回復機能を高める必要があるのです。

当院では仙骨（骨盤）と首・頭蓋骨のバランスを整え、根本的に肩がこらない身体へと導いていきます。

そんな方は「整体 in せんがわ」までご相談ください。