慢性腰痛が治らない理由は？湿布や痛み止めに頼らない改善法

日本には2800万人もの腰痛持ちの方がいるとされています。

医学や科学がこれほど進歩しているのに、腰痛は減るどころか増える一方です。

とくに慢性腰痛が治らないのには、ちゃんとした理由があります。

慢性腰痛が治らないは、以下の3つの理由によります。

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

慢性腰痛はそもそも、急性腰痛よりも治りにくいことをご存じだったでしょうか。

日本における腰痛治療の指針、腰痛診療ガイドラインには以下のような記述があります。

急性腰痛患者の自然経過は，自然軽快を示すことが多く，概ね良好である

慢性腰痛患者の自然経過は，急性腰痛に比べて不良である

急性腰痛の場合は52週で、ほとんど痛みを感じなくなる

慢性腰痛の場合は52週後にも、軽度から中等度の痛みが残る

引用元：腰痛診療ガイドライン

ガイドラインからも分かるように、慢性腰痛はそもそも治りにくい疾患です。

どちらかというと、急性腰痛よりも慢性腰痛をしっかりケアする必要があるのです。

慢性腰痛が治らない最大の理由が、画像検査で腰しか見ていないからです。

そもそも腰痛の原因が腰にあるケースは、むしろ少数例だと知ってください。

• 骨と骨との間が狭くなっている
• 坐骨神経痛が出ている
• ヘルニアが出ている

…このような説明の大半は、腰痛とほぼ関係がありません。

骨と骨との間は、ここ数日で急に狭くなったのでしょうか？

そもそも坐骨神経痛は病気でも病名でもありません。

また、ヘルニアが腰痛の原因となるのは、全体のほんの5%程度に過ぎません。

画像検査を重要視しすぎるのが、西洋医学の限界なのかもしれません。

慢性腰痛が治らないのは、予防するという発想が欠けているからかもしれません。

「症状が出たら病院に行く」

残念ながらそのような方が、慢性腰痛持ちの大多数を占めているようです。

腰痛はさまざまな要因が絡み合った結果として起こると知っておきましょう。

慢性腰痛を根本から治すには、その方の腰痛の原因を取り除く必要があります。

病院や整骨院、整体院に行っても腰痛が少しもよくならない。

もしかしたら、そんな方は腰痛の原因をみすごされているのかもしれません。

治療院で以下のポイントをチェックされていない方は要注意です。

それぞれについて簡単に説明します。

仙腸関節は骨盤の中央にあり、ほとんどの腰痛に関係している重要な場所です。

仙腸関節の可動域を確認されていない場合、治療院を変えたほうがよいほどです。

股関節は身体の中でもっとも可動域の大きな関節です。

股関節の動きが悪くなると、腰痛が出やすいことは医学的に常識です。

股関節を見てくれない治療院は避けたほうがよいでしょう。

足関節（足首）は地面に最初に接する場所です。

足関節の動きが悪くなると、股関節や腰に多大な悪影響をおよぼします。

あなたの通っている施術所では足首をチェックしていますか？

お腹にある腸腰筋（ちょうようきん）が硬くなると腰痛のリスクが高くなります。

うつ伏せで腰だけマッサージするような施術はあまり意味がありません。

お腹をチェックしてもらっていない方は要注意です。

頚椎（首の骨）の動きが悪くなると、腰痛が出やすくなります。

病院では検査しなくても、腕のよい整体師ならだれでも頚椎のチェックをおこなっています。

腰だけ見て頚椎をチェックしていない場合、腰痛の根本的な改善は難しいでしょう。

肩甲骨の動きは、股関節や仙腸関節の可動域に大きく関わっています。

腰をひねった時に痛みが出る場合、肩甲骨のチェックは必須ポイントです。

慢性腰痛が治らないのは、肩甲骨の動きが悪いからかもしれません。

腰痛のほとんどは、腰以外の場所の原因があります。

また整骨院や整体院でよく言われる「骨盤のゆがみ」は関係ありません。

なぜなら、医学的に骨盤がゆがむことはあり得ないからです。

「整体 in せんがわ」では、1人1人に適した腰痛改善の施術をおこなっています。

どこに行っても腰痛が治らない

薬や湿布には頼りたくない

腰痛は治らないとあきらめている

そんな方はぜひ一度「整体 in せんがわ」までご相談ください。